三日月のうた

三十一文字とそれにおさまりきらないこと。「ことば」について考える日々。記事のタイトル≒短歌のお題 です。

旅って。其の二。〜岩手・花巻編 岩魚釣りのある旅ふたたび〜

旅の先そこにも暮らすひとのいて
つながりを探すここにあそこに

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▲林道。日が射してる!

 

旅が好きです。

 

旅先の景色

そこに住む人々の暮らし

その土地の温度

風の匂い

使われることば

よく食べられているもの

 

普段とはちがう環境に身をおくことで

いろいろな世界があること

当たり前だと思っていることが当たり前ではないことを

 

体験したり

感じたりするのが好きです。

 

普段は関わりのない人たちが

暮らしている街を知ることが

 

また新しい自分の世界を広げてくれます。

 

 

 

前回、雨が降っていなかったら山へ

ということだったのですが

 

なんと!

私って晴れ女?!

 

2017年6月3日

雨は上がって薄日が差すような朝でした。

 

というわけで

雨男ふたりとの旅の目的

山の空気を吸いに

 

旅は続くことに。。

 

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▲登り始めたころ。はい。どこだか全然わかりませんよ!

 

岩手県花巻市
林道を走らせる前から携帯は圏外に。

 

Googlemapを開いてみるものの…

現在地さえ確認できない。

こういうとき、紙の地図とか本当は必要なのかも。

 

今回は何年も父が通っている山なので

案内は父まかせ。

 

車で行けるところまで行き

林道脇から沢を目指します。

 

まずは例の バカ長(ばかなが)を装着。

 

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▲バカ長装着ー。

 

普通の長靴よりさらに長く股下までの長靴。

片足ずつベルトに繋げるバックル付きの

PPテープが付いています。

 

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▲バカ長装着その2。ピースしかできない昭和育ち。

 

全身はこんな感じで。

 

バカ長ではなくて

いわゆる腰の上まであるズボンに長靴が付いたような形のものもあるそうなのですが

こちらを参照)

 

川に落ちた時に水がズボン全体に入って流されてしまうと

場合によっては立ち上がれないまま溺れてしまうこともあるとのこと。

 

というわけで

私の父のような渓流釣りの人たちは

バカ長を推奨しています。

 

そんなバカ長を履いて…

まずは腹ごしらえをしてから。

 

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▲山で食べるおにぎりは美味しい!

 

杣道(そまみち)と呼ばれる

木材を伐採する人が入ってできた道を進みます。

いわゆるトレイルもこんな道なのかしら?

 

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▲バリバリの渓流スタイルの父に反してコンビニカッパでのぞむ弟。。え?大丈夫ですか??足元だけはバカ長装着。

 

なんとなく誰かが通ったような跡

そこが杣道です。

 

そこから沢へ入ります。

 

沢というのは小さな川のようなもの、幅が狭くて浅い感じの川のことを指すようです。

 

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▲浅いところを選んで少しずつ登ります。

 

でも所々、小さな滝のように川の水が落ちているところがあって、そういうところに岩魚などの川魚がいるみたい。

 

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▲川が少し小さな滝のように落ちている辺り。

 

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下流を見るとこんな感じ。

 

ちょっと岩魚がいそうだな

 

その感じ、ちっともわかりませんが

おもむろに釣り竿を出す父。

 

餌は前日に買った例のミミズちゃん。。

 

普段は 川虫 や ぶな虫 という

その川に生息している小さな虫を捕まえて

餌にするそうなのですが

 

今回はミミズちゃん。。

 

ちょっとよそ見をしてたら…

 

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▲一投目でいきなり釣れてました!

 

前に誰か人が入っていたら釣れないとのことですが

なんだか今回は調子が良いようす。

 

また少しずつ川の上流へと進みます。

 

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▲きれいな湧き水も弟にかかるとどこか…。

 

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▲少しずつ緑も深くなっていく感じ。

 

この辺りから少し霧雨が。

でも頭上は木に覆われてあまり気にならない。

 

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▲胸ぐらいの高さまでシダなどが繁っているところも。

 

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▲そうです。そのちょっとした滝つぼの辺り…

 

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▲釣れましたー。

 

1匹釣るのがどれだけ大変か

といつも言われているものの

 

わりと調子よく釣れているので

そんな感動もなく…

 

ときどき立ち止まってそれらしいところで

ちょこちょこ釣っていきます。

 

登り始めて約2時間…

 

そんな中、程なくして事件が!!!

 

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▲身長170cm以上はある弟でも胸の高さぐらいあるこの段差を登ろうとしたところ…

 

その右側に

父が岩魚を釣った滝つぼが…

 

もう1度。

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そうここに!!

ドボンしたのは私…。。。

 

父、弟の順につかまって登った草が

私の時に切れたー!

 

この滝つぼ

こう見えて私の腰くらいの深さがありまして

 

いくらバカ長といえど濡れてしまうどころか

バカ長の中まで水が入りずぶずぶに…。

 

あー

こういうとき長靴付きのズボンじゃなくてよかった。

…のかな???

 

溺れはしなかったものの

相当の水がバカ長の中に…。

 

バカ長を逆さまにして水を出し

靴下を絞るものの

濡れている。

そう、肌着まで濡れている。

 

iPhoneが無事でよかった!!

 

麓の気温でさえ15℃。

山の上なのでもう少し気温が低かったと思います。

 

そう、寒いんです。

はい、寒いんです。

 

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▲残雪までありました。

 

でも、

岩魚釣り30年以上の父からしてみれば

川にドボンする方が悪い的な…。

自業自得というやつです。

 

山の男は厳しい。

 

構わず、というか構ってもらえずそのまま上流へ進みます。。

 

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▲途中、穴ぼこが。熊さんのおうちかなー。

 

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▲倒木も度々ある感じ。

 

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▲人工林が終わるとブナの原生林が広がります。

 

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▲岩の上にも。

 

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登り始めて3時間弱。

一体どの辺まで登ったかもよく分からない。

 

ここまでで釣れた岩魚は合計9匹。

 

ようやく

寒がっている私と

ほどよく「疲れたなー。」という弟

雨足が強まってくる

 

そのタイミングが重なり

父が下山の判断を。

 

さぁ、帰ろう!

 

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▲下りは川の中ではなく杣道を。下に川が見えます。

結構高さがあって怖い。下は見ない!

 

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▲人工林は杉が中心です。

 

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▲紫陽花も咲いていました。

 

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▲ちょっと珍しい形。5枚のうち1つだけ小さい。

 

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▲下りたのはちょうどお昼くらい。

 

登り&釣り&下りで4時間弱の山旅でした。

 

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宮澤賢治も入ったという大沢温泉

 

下山のあとはやっぱり温泉!

 

冷えたカラダが温められる〜

しあわせ〜。

 

一方、山を下りた途端に片脚を引きずり

やっぱり足が痛いという父(子どもか)。

 

夢中になって釣りをしている間は

きっと脳内なんちゃらが出ているのでしょうね。

 

ほどよく下山して正解でした。

 

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▲この感じ。好きです。

 

混浴露天風呂で有名なこちらの温泉ですが…

 

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▲レトロな内風呂も。

 

お湯は熱めですが

源泉掛け流し。

 

お肌がツルツルになりますー。

寒さももう気にならない。

 

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▲〆はこちら!

 

温泉のあとは

花巻では有名な

マンカンデパートへ。

 

その5階にあるマルカンビル大食堂という

食堂で食事を。

 

一時期閉店したそうなのですが

今年の2月にクラウドファンディングで復活したという。

 

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▲窓からはさっきまでいた山が見えるー。

 

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▲お目当てはこちら!!

 

アイスクリームには目がない私。

これを食べないわけにはいきません!

(なんと今週3つ目のソフトクリーム…。)

 

このソフトクリーム

見た目通り巻きがすごいんです!

 

10巻きとか?!

 

そんなわけでとってもバランスを取るのが難しいので…

 

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▲箸で食べるんです!!それ私の!!

 

ほんとなんですよー。

みんな箸で食べているんです。

 

この巻き巻きで180円!

なんてリーズナブル。

 

濃厚でクリーミーな

懐かしい味のソフトクリームでした。

 

 

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▲名物らしいナポリカツ。

 

 

病気になってから山へ行けなかった父。

 

どーしても山に行きたい。

 

という父の希望を叶えようと

普段はあまりない組み合わせの三人旅。

 

父は山に行けないのが

相当のストレスだったようですが

少しは解消できたでしょうか。

 

夜にはまた手が腫れてしまって

やっぱり無理をしすぎたらいけないんだな

とも思ったけれど

 

病気とうまく付き合っていくって

たぶんこういうこと。

 

できないできないと思うより

どうしたらしたいことができるか

 

少しずつでいいから

楽しめることはないか

 

考えていくのがきっと大切なんじゃないかと。

 

旅って

やっぱりいいですね。

 

また旅がしたいな。

 

 

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