三日月のうた

三十一文字とそれにおさまりきらないこと。「ことば」について考える日々。記事のタイトル≒短歌のお題 です。

裸足って。其の四。~ワラーチを作るよ。後編~

野を駆けて山を越えてく足を持ち

その身ひとつを友に旅立つ

 

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ワラーチ作りの前編では

足型を取りビブラムソールやペレマットをボンドでつけて

型どおりに切り抜くところまで

をお伝えしました。→こちら。

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今回はいよいよ

穴を開けて紐を通す!ところです。

 

ちょっとひと手間

でもそれが手作りの醍醐味!!

 

というわけで

こんな感じで進めていきたいと思います。

どうぞお付き合いくださいね。

 

 

 

ではでは、まず

1) 穴をあける場所に印を付ける。

場所は

足型の親指と人差し指のつけ根

両脇の凹んだところ2ヶ所 です。

 

▼足型の上からプラスドライバーでぶす!っと。

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▲両脇の部分。

両脇は、PPテープの幅15mmに合わせて2ヶ所ぷすっとしるしを付ける。

ソールの端から8~9mmぐらいの位置といったところ。

端っこ過ぎるとソールが切れてしまうかもしれないので。

 

《ここでポイント!》

足型で付けた指の間の「前つぼ」の印から

1cm下がったところにもう一つ印を付ける

2つ開けるのは鼻緒(前つぼの部分)の紐を通すため。

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▲鼻緒の「前つぼ」はここに。

 

でもなぜ1cm下げたところに?とお思いのあなた!

ちょっと私なりの理由を。。

 

以前、我が家の裸足生活(?)の記事を書いたとき

ミサトっ子という草履を履いてましたよ

というご紹介をさせていただいたのですが

 

草履や下駄を選ぶとき

ちょっとかかとが出るサイズを選ぶように

言われたことはありませんか?

 

どうしてなんでしょう。

 

草履や下駄というのはそもそも

「ちょっとかかとが出ていい」らしいのです。

 

ビーチサンダルなどと違って

かかとが少し出た状態で履くのがふつう。

 

 

その理由は…さて次のうちどれでしょう???

 

①粋だから。

②歩きやすいから。

③ちょっとつっかけるのにちょうどいいから。

 

なーんて。。

 

答えは…

②???

と私は思うのですが。

 

いや、私が用意した答えですけどね。

あいまいですみません。。

 

①や③もあながち違うとは言えないかと思うのですが…

 

②の「歩きやすい」と感じるのは

その草履や下駄に合った歩き方をしている場合。

 

逆に歩きづらい、という人は

草履や下駄に合った歩き方ではない、ということになります。

 

ビーサンがパタパタ音がする、という人は

たぶん草履や下駄に合っていない歩き方の人。

 

それって

重心の位置と関係があるんじゃないのかな

と思っています。

 

下駄なんかは特に

裏に付いている前歯後ろの歯とのバランスが大切で

 

かかとが出るくらいの位置に重心がくる

ちょうど歩きやすくなるんです。

 

前過ぎると前に下駄がこける。(傾いてしまう。)

後ろ過ぎても後ろにこける。

 

じゃあ、草履や雪駄なんかはどうでしょうね?

 

歯がないので別にかかとは出ても出なくてもいいんじゃないの?

そう思ったりもしなくもない。

 

 

ここで話が少しそれますが

足半(あしなか)という履き物をご存知ですか?

 

東海道五十三次のお話でも少し登場した

飛脚と呼ばれる人たちも履いていた、

 と言われる草履やわらじの一種なんですが

 

鎌倉時代から幕末から明治にかけて

洋服とともに洋靴が販売されるようになるまで履かれていたとか。

 

現在では長良川の鵜飼の人が自分たちの手作りで履かれているそうな。

 

この足半なんてかかとがちょっと出るどころか

普通の草履の半分くらいしかありません。

 

必要最低限の保護や滑り止めのような感じ?

 

そこがポイントではないかと。

 

つまり

昔の日本で草履やわらじを履いていた人たちの

歩くとき、走るとき、作業をするときの重心

その位置」だったということです。

 

近年よくランニングの技術などで云々いわれている

 

かかとから着かない走り方、かかとに重心を置かない走り方

つま先着地の走り方(フォアフット走法)や

フラットフット走法(べた足着地)

裸足の人たちが提唱しているベアフット(裸足)ランニングなどなど

 

に大切な「三点アーチ」は

そこが要なんだと思います。

 

 足の仕組みと足半についてくわしく書かれているおすすめのサイトは

 こちら→足の基礎知識・足半屋-あしなかや

 

下駄ではなく草履やわらじだとしても

 

少しかかとの出る位置で

重心は足の「前より」

履き物の真ん中あたりから着地するのがいいのではないかと。

 

で、なんで1cm下に穴を?

というところに戻りますが

 

このワラーチの紐を参考にさせていただいた408ownworksさんのものは

パラコードという紐を使っています。

 

草履や下駄の鼻緒(前つぼ部分)のように厚みや太さがなく

足の指で挟むことができないんです。

 

草履や下駄を履くときには

鼻緒(前つぼ部分)を全部指のつけ根まで入れてしまわず

 

1cmほど下がった状態で

ちょっとひっかけるような感じで履くのです。

 

だ~か~ら~

かかとが出るようになっている。

 

このワラーチの鼻緒を付けるパラコードは

ビーサンのように足の指の付け根まできてしまう

ということは

 

その分、重心が履き物の前に出てしまう、ということになるかと。

 

というわけで

このワラーチの場合

 

最初から重心をちょっと後ろに下げるために

最初に付けた印の1cm後ろにもう一つの穴をあけることにしました。

 

両脇の印も1cmほど下げたところに。

▼②両脇の印を付ける。

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次に

2) 穴をあける。

ここで前編でお伝えしていたように

穴をあけるポンチという道具を使って穴をあけようとしたのですが……

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あれ??あかない……

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トンカチで叩いても、結構なチカラがいるのか

あかないんです。。

そして

私は一度トンカチで自分の指を叩いてしまったことがある

うすらトンカチなのでこれ以上叩くのが怖くて……

 

電動ドリルを登場させました!!!

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ありますか?電動ドリル。。

一時期、家の壁に棚を取り付けるのにハマったことがあって

電動ドリルという便利な道具がうちにはあります。

 

壁に穴があくんだからワラーチの穴なんて

おちゃのこさいさいでしょ!

 

というわけで

ギュイーーーーン!!!

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▲『ちゃお』よ「ちゃお~♪」なんてくだらないこといいながら……

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▲ちょっと穴が小さめだったのでプラスドライバーでぐりぐりと穴を広げておきます。

 

▼そして両脇の部分は「のみ」とトンカチを使って。

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打ち込む!!

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のみ、ってのはすごい。簡単に切込みが入ります。

私でもできた!

 

▼そして「前つぼ」の二つの穴をつなぐように

裏に切れ込みを入れる。

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これはパラコードが裏側にまわったときに入れ込む

「隙間」になります。

 

そして、

3) パラコードを通す。

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▲20cmを2本用意。後で余った分を切ると結局1本で15cmほど使いました。

 

▼端をチャッカマンでサッとあぶって溶かしておきます。

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▼入れにくいときはプラスドライバーの出番。

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▼パラコードを通したところ。

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▼「隙間」におさめることで摩耗をいくらかでも減らせるかなという。

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▼表側は「本結び」で結びます。

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本結び。ひっぱっても抜けてほどけないらしい。

 

 

4) 紐(PPテープ)を通す。

そしてここからの紐(PPテープ)の結び方は

▼こちらを参考にさせていただきました。

youtu.be

 

パラコードと同じようにPPテープの端を

チャッカマンであぶっておきます。

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火を近づけすぎなければ大丈夫。

 

アジャスターラダーロックをかける。

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パラコードの結び目はPPテープの中に隠す。

 

 ▼切り込みに差し込む。

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▼入りにくいときはマイナスドライバーや三角定規などで押し込む。

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▼ラダーロックの位置はこの辺りにくるように。

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▼外側の紐のかけ方。

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▼内側の紐のかけ方。

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▼最後にラダーロックに通す前にチロリアンテープを通しておく。

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そして……

 

▼完成ー!!わーい。

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▼むすめの。

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▼むすこの。チロリアンテープの代わりにマジックテープ。(←きれいな色のを探してと言われてしまった。)

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▼3足できましたー。わーい。パチパチ。

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今回の製作で

いろいろなサイトなどを参考に

私なりにワラーチを作ってみました。

 

PPテープを使ったのは

紐の調整が一番しやすそうで

脱ぎ履きしやすそう、

しかも子どもたちが履く時にも調整してあげやすそうだから。

 

ソールはまだ外で履いてみていないので

違いが分からないのですが

 

私のは滑りにくそう&濡れたり汚れたりしても

丸洗いできて良さそう

 

という感じです。

 

他にもいろいろな作り方、材料などがあって

紐の結び方などもいろいろいろいろあるようなので

 

もしご興味のある方は

ぜひぜひ調べてみてくださいね。

 

 

紐は履き慣らしながら

少しずつ調整する必要がありそうです。

 

だんだんと足に馴染むといいなと思います。

 

実際のワラーチの履き心地は

またの機会に。

 

ひとまずこの辺で。

 

長くなってしまいましたが 

最後まで読んでいただいて

ありがとうございました。

 

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お題「健康」