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三日月のうた

三十一文字とそれにおさまりきらないこと。「ことば」について考える日々。記事のタイトル≒短歌のお題 です。

枯れるって。

枯れてなほ 咲かんとす なほ 咲かんとす
花のいのちの潔きかな

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この写真のお花

何だかわかりますか?

 

ピンクのがチューリップ。

黄色いのはスイートピーです。

 

ずいぶん姿が変わってしまって

でも

きれいです。

 

だんだんと芽吹きの季節ですが

枯れる花…w

 

ま、花は咲いたら枯れますから。

 

枯れるって

どんなイメージですか。

 

寂しいような

哀しいような

そんなイメージもあるかもしれませんね。

 

百人一首で「かれる」といえば。

 

山里は冬ぞさびしさまさりける
人めも草もかれぬと思へば

 (源宗于朝臣 小倉百人一首28番)

 

ほら。

寂しいですねぇ。。。

 

この「かれる」は

「離れる」と「枯れる」の掛詞だとか。

 

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でも、私は

花が散るときって

美しいと思います。

 

枯れてもやっぱり

美しいなと思います。

 

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歳のせい?

それもあるかもしれませんが…

 

でも古いものとか好きなのは

歳とかあまり関係ないですよね? 

 

新しいものの

みずみずしい美しさというのは

確かにあります。

 

でも花のように

枯れていくのも美しい

そう思えたら

 

世の中のもの

どんどん愛しくなる気がします。

 

枯れるって

そんなに悪いことじゃない。

 

枯れるって

移り変わり。

 

枯れてなお咲く花は

美しい。

 

短歌を始めてうれしかったのは

同じようにそういうことを思っている人が

たくさんいるのだと知れたこと。

 

草花のたたずまいだとか

自然の移り変わりだとか

 

そういうものを

同じように美しいと感じている人がいるんだなと

そう思えるのは

 

とてもうれしいです。

 

実際の生活では

そういうことがいいね、と言い合えるのは

ご近所のおじいさんおばあさんと呼んでも差し支えないくらいの

人生の先輩ばかりなので。

 

 

枯れるって

美しい。です。

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ご近所の枯れ木も山の賑わいと
年寄りばかり集まりて笑う