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三日月のうた

三十一文字とそれにおさまりきらないこと。「ことば」について考える日々。記事のタイトル≒短歌のお題 です。

岩魚って。

季節 日々のこと 短歌 食べ物
渓流の宝石という岩魚をも
 冷凍庫にてカチコチにする

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岩魚イワナ)ってご存知ですか。

 

渓流と呼ばれる

山の上の方の川の上流に住んでいて 

 

よくヤマメと似ていて間違われやすいのですが

ヤマメはいわゆるパーマークと呼ばれる

細長い円形の模様があるのが特徴です。

 

岩魚は幼魚のときにはこのパーマークがあるらしいのですが

大人になると自然に消えてなくなるとか。

 

冒頭の写真のように白い斑点模様だけなのが特徴です。

 

ヤマメよりもさらに上流にいることが多いという

そんな岩魚です。

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⤴︎父親の誕生日プレゼントの魚の巾着と岩魚のカード

 

実は私の父は

今の私と同じくらいの歳から

この岩魚釣りにハマっていて

 

かれこれ30年以上

岩魚釣りのために働いてきた

というようなくらいの熱中ぶりです。

 

始めの頃は

家族も呆れてものも言えないぐらいでしたが

それももう次第に慣れて

 

岩魚の解禁日が近づく春になると

そわそわする父を見て

 

そろそろだな

そう思ったりするくらいです。

 

岩魚には冬の間、禁漁期があって

自治体によって違うらしいのですが

 

あたたかい地方では2月1日で

雪の多い地域では3月1日で解禁

というところが多いようです。

 

岩魚って

漁が解禁されると

春。なんです。

 

まだ雪の残る山の中で

自然のせせらぎや小鳥の声を聴くのが

何よりの癒しなのだと

 

それはもう何度も聞かされてきました。

 

それと同時に

 

岩魚って

解禁日を前に

家の冷凍庫に保存してあった岩魚の

大量消費をしなくてはならないものでもあって…

 

いささか家族は…。

岩魚の春はそんな時期でもあるんです。

 

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⤴︎魚好きがいるとご馳走といえば魚介。

 

岩魚って

食べたことがありますか?

 

よく観光地などでは塩焼きにされたものなどが

一般的ですが

 

毎週釣ってくる岩魚って

塩焼きだけでは…

 

ごめんなさい。

本当に。。。

 

飽きるんです!

 

なんて贅沢なと思われる方も

いらっしゃるかも。

 

でも

あの『釣りバカ日誌』の浜ちゃんバリな父親というのは

時に家族を困らせる存在にもなるんです。。

 

しかも岩魚専門です。

 

子どもの頃には容赦なく

「もう飽きた」

そう言ってしまったものです。

 

一緒に釣りに行った兄などは

たくさん釣れた岩魚を見て

 

「もうかわいそうで食べられない」

とそれ以来魚嫌いになってしまったほどです。

 

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⤴︎実家には何かとぶら下がってる魚。これは鮭。半分食べられた後。

 

でも、私は

食べることが好き。

 

それは父譲りの

生きていくチカラのようなものかもと

最近では思います。

 

そして大人になってからは

その料理方法などで

岩魚を美味しく食べられるようにも。

 

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⤴︎魚好きなので私も自家製アンチョビ。

 

今回は

そんな父親の岩魚料理をご紹介です。

 

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▲まずは基本の塩焼き

 

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▲お肉よりも幅をきかせる岩魚。

 

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唐揚げは骨まで軟らかくて頭から全部食べられる。

子どもたちにも人気。

 

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▲よく分からないけど炊き込みご飯

一度塩焼きしたものを塩、醤油で少し味付けして一緒に炊き込んだもの。

炊けた後に身をほぐします。

 

ほんのりとした岩魚の香り。

 

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▲他に燻製も。

こんな風に一度干してから燻製に。

 

燻製はそのまま食べても良し

骨酒にするのも良し。

 

塩の代わりに味噌を付けて焼く味噌焼き

酒・醤油・薄切りニンニクに漬け込んでから小麦粉をまぶして焼いたムニエル

 

岩魚の刺身お寿司、卵の醤油漬けなど

釣ってすぐの新鮮な岩魚でなければ楽しめないレシピも。

刺身は淡白で、卵はかなりのぷりぷりぷちぷち歯応え、だった記憶。

 

新鮮なものって

岩魚もしかり

美味しいんですよねー。

 

まぁよくよく考えるとちょっとした贅沢な

天然の岩魚です。

 

臭みもあまりなく

子どもたちもきれいに食べてしまう

 

岩魚って

我が家ではそんな魚。

 

雪解けの冷たい清流の中で

生きている岩魚。

 

それを釣ってくる父親

 

岩魚って

実はちょっと春を知る

そんな魚でもあります。

 

岩魚って

私にとっては現在進行形の

思い出の味。です。

 

やっぱり岩魚って

食べるのが好き。かもです。

 

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岩魚好きいつでも岩魚釣ったなら
食べきることが供養と教わる

 

 

 

お題「思い出の味」

お題「ちょっとした贅沢」