三日月のうた

三十一文字とそれにおさまりきらないこと。「ことば」について考える日々。記事のタイトル≒短歌のお題 です。

椿って。

潔くぽとりと落つる花殻も「すき」のひとつで終わる占い

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⤴︎乙女椿。

 

この乙女椿

かわいいですよねー。。

花言葉は「控えめな愛」だそうです。

 

今日は2・8でツバキの日。

 というわけで

 

椿って。

 (結構単純です…。)

 

椿って

山茶花サザンカ)と似ていますね。

 

みなさんは

椿山茶花の違いって

わかりますか?

 

サザンカサザンカ咲いた道ぃ〜

焚き火だ焚き火だ落ち葉焚きぃ〜♪

(『たきび』巽 聖歌たつみせいか 作詞)

 

ってやつは山茶花

 

まずは咲く時期の違いを。

 

落ち葉焚きをするような時期

つまり落葉樹の葉が落ちる秋の終わり頃から咲くのが

山茶花

 

と私はおぼえています。

早いと10月頃から咲くところもあるようです。

 

山茶花や椿は常緑樹、ですよ。

 

椿は

咲き始めは早くても1月頃から

見頃は3月頃といわれています。

 

に咲くなので「椿」です。

 

今日、椿の日ということで

ご近所の椿を探してみたところ

 

まだまだの状態の椿がたくさんありました。

 

山茶花

もう散り始めているものもありましたよ。

 

そう、

次の見分け方は散り方

 

山茶花って

花びらがバラバラと散るんです。

 

一方、椿は

お花がそのままボトっと落ちる

 

そういう違いがあります。

 

落ち椿っていう言葉もあるんですよね。

その落ちた椿も愛でる。

 

落ち椿は、俳句では春の季語だそうです。

 

椿って

落ちてもきれいです。

 

もちろん

散った山茶花もきれいです。

 

 

次に葉っぱの違い。

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⤴︎どっちが椿でどっちが山茶花

 

実は

右が椿

左が山茶花です。

 

椿より山茶花の方が

葉っぱの周りのギザギザがはっきりしています。

 

こうやって比べると

あぁ、違うんだなって思うのですが。

 

椿って

 

艶葉木 (つやばき)

ともいわれて

葉がつやつやしてる、とか。

 

でもつやつや加減でいうと

そんなに違いはないような…。

葉脈で違いを見分けるというのもあるそうですが…

やはり違いは分かりにくい…。

 

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⤴︎椿の葉っぱの裏側。

 

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⤴︎山茶花の葉っぱの裏側。ほら。。

 

 

それから

椿って

花がボトっと落ちるくらいなので

 

咲いた状態の花びらが

雄しべ雌しべを包み込んでいるような

そんな状態のお花です。

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⤴︎これは椿。。

 

 

一方、山茶花

咲くと花が平らに近くなるまで開きます。

 

そして散るときは花びらがバラバラに散るんです。

 

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⤴︎山茶花メジロメジロは蜜を吸うらしい。

 

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⤴︎これも山茶花

 

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⤴︎これも山茶花。まだ開ききっていません。

 

椿山茶花って

似てるけど

ちょっと違います。

 

さらに言うと

品種によっては違いの分かりにくいものも。

 

寒椿

普通の椿よりも早い時期から咲いて

山茶花のように花びらがバラバラに散るそうなのです。

 

山茶花と椿の交配種だとかで

とっても見分けがつきにくい。

 

でもよくよく見ると

寒椿は山茶花よりも

花も葉も木の背丈も小さめとか。

 

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⤴︎寒椿の手ぬぐい。

 

 

ところで

椿油って

ご存知ですか?

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⤴︎愛用の椿油

 

椿って

実がなって

その実から油が取れるそうなんです。

 

その油は

和製オリーブオイルとかいわれていて

食用にもできるそうで!

 

肌や髪につけて保湿したり

木刀や将棋の駒や盤、櫛を磨いたりするのにも

使われます。

 

私の愛用しているのは

実家の母もずっと使っていた大島椿

 

トリートメント代わりに

髪に付けたりします。

 

いつか

大島に椿を見に行きたい。

www.oshimatsubaki.co.jp 



椿って

日本原産なんです。

 

学名は Camellia japonica 

ちなみに山茶花の学名は Camellia sasanqua

 

英語では区別がなく

どちらもカメリアCamelliaと呼ばれます。

 

 

ずっとずっと

日本人とともに。

 

なんと京都の龍安寺には

室町時代からの椿があるそうですよ!!

 

侘助椿(わびすけつばき)という種類の椿だそうです。

 

龍安寺

行ったことあるけど、夏だった!!

 

こちらもいつか、また椿を見に行きたい。

 

京都には他にも

椿で有名な地蔵院(通称 椿寺)や

銀閣侘助椿の生け垣

徳川家康も愛でたという妙蓮寺の妙蓮寺椿などなど

 

たくさんの椿の名所があるそうです。

 

京都。。

いいな。

 

 

そう。そして!

やはり椿を詠まれた和歌があります。

 

万葉集 巻第一

 

巨勢山乃 列々椿 都良々々尓 見乍思奈 許湍乃春野乎

 (巨勢山(こせやま)のつらつら椿つらつらに見つつ偲ばな巨勢の春野を) (54)

巨勢山のつらつら椿、この椿の木をつらつら見ながら、つらつら偲ぼうではないか。椿花咲く巨勢の春野の、そのありさまを。

 「万葉集評釈」(伊藤博集英社)の訳による。以下同じ。

 

河上乃 列々椿 都良々々尓 雖見安可受 巨勢能春野者

( 川の上のつらつら椿つらつらに見れども飽あかず巨勢の春野は) (56)

川のほとりに咲くつらつら椿よ、見ても見ても飽きはしない。椿の花の巨勢の春野は。

 

つらつら椿って。

なんだかこれまたかわいらしい響きですね。

 

この54番は、実は目の前には椿は咲いていない情景だとか。

56番は「見ても見ても飽きない」といっているので実際に咲いているようす。

 

椿って

つらつら咲くみたいです。

つらつら咲いた椿、見てみたいです。

 

 

椿って

万葉の時代から親しまれていた

日本のお花。

 

桜もいいけど

椿もね。

 

椿って

とてもきれい。

 

これからの季節

まだまだ椿が楽しめます。

 

いろいろな種類があるので

その違いを見るのも面白いかも。

 

見かけたらぜひ

落ちた椿まで

愛でてくださいね。

 

最後まで読んでいただき

ありがとうございました。

 

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ほんのりとひらく花びら重なりて乙女椿の控えめな愛

 

 

お題「愛用しているもの」

お題「今日の出来事」