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三日月のうた

三十一文字とそれにおさまりきらないこと。「ことば」について考える日々。記事のタイトル≒短歌のお題 です。

反対って。

 反対の反対の反対の反対って結局
 賛成ですか?

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⤴︎正座して読む本。

 

賛成の反対、反対の賛成なのだ。

 

と言ったのは

バカボンのパパ

 

 

反対って

 

何かの提案に対しての反対意見

 

みたいな

 

進もうとするものに対してのブレーキ

 

みたいな

 

それだけ聞くと

ちょっとネガティヴなイメージ

 

と思う方もいらっしゃるかもしれませんが

 

私はよく

物事の反対のことをいろいろ考えます。

 

天邪鬼?なのかもしれませんね。

 

 

反対のことというか

 

何かを考えるときに

その対になるもののことも一緒に

考える

見るようにする

 

というか…

 

なかなかうまく表現できないのですが

 

例えば

 

光と影

表と裏

本当と嘘…

 

のように

 

いろんな物事には

二面性があります。

 

でも二面性というよりも

 

やはり

その対になるものを考えることで

 

全体像が見えてくる

 

ということかもしれません。

 

白か黒か!

どっちかハッキリしろ!!

そういう意味でもありません。

 

 

光だけでは光は輝かない

裏がなければ表もない

 

良いこともあれば悪いこともある

 

物事の一つの側面だけ見たりせずに

他の面も想像してみる

 

そういうことを

常日頃忘れずにいたいと

思ったりするのです。

 

だから

 

ちょっと嫌な気持ちになったとき

そのことの中からもいい事を見つける

とか

 

人から言われた心ない言葉が

表を返せば

自分にとって良いように捉えたらどうなる?

とか

 

浮かれて調子に乗りそうになったとき

反対に

本当にその価値があるのか?

と問いただす

とか

 

仕事がうまくいってうれしい

でもそれは目先の評価ではないのか?

とか

 

そうすることが

心をフラットにする

秘訣というか、私の癖でもあったりします。

 

みなさんは

どうですか?

そういうことってないですか?

 

これって

すごくいいことがあったときに

手放しに喜べない

そんな性格でもあったりするんですけどね。

 

そういうのは

あとからじわじわきたりしますが。

 

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昨日は

私の住むところはよく晴れて

大きなカステラのような黄色い満月が見えました。

 

そこで思い出した一句。

 

菜の花や 月は東に 日は西に

                             (与謝蕪村

 

 

見渡すほどの菜の花畑で

月が東から昇ってきたら

西には夕日が沈んでいく

 

ただそれだけ

といえばそれだけ。

 

西に日が沈むころ

東に月があるとすれば

昨日と同じような満月の頃です。

 

この俳句が感じさせてくれる世界は

 

「菜の花畑に私がいる」だけでなく

「月を見ている」だけでもなく

「夕焼けを見ている」だけでもない

 

菜の花畑で

東から昇る月を見て

反対を振り返れば

夕日は西に沈んでいく

 

自分がいる菜の花畑を軸に

東と西

月と太陽

 

反対のものを対峙させることで

 

目の前の景色全体が広がる

想像できる

 

180度パノラマの世界

この十七文字で表されている

 

ということなんじゃないかと思うのです。

 

そしてその見えている風景180度の反対は

 

見えない世界

つまり心の世界の180度で

 

全部足すと360度なんだなと思うのです。

 

その風景を見て

何を思うか

何を想像するか

それは読者に委ねられている。

 

俳句の広がる世界が

宇宙のように広い感じがするのは

 

そういうところまで

想像できる

ということなのかなと思ったりするのですが。

 

どうでしょうね? 

 

でも

いつもいつも

 

心を広く

そんな想像を巡らせることができたなら

客観的に物事を見ることができたなら

 

苦労はありませんよね。

 

一つの悩みにとらわれ過ぎて

抜け出せなくなったり

 

ふとした拍子に

見えていなかった事実に気付いたり

 

そんなことは

よくあります。

 

でも

なんでこんなことになってしまったんだろう

そんなふうに思ったときに

 

「こんなこと」がなかったとしたら?

今はどうしていただろうか

 

でも「こんなこと」は起きてしまった

今は何ができる?

そのことから見えてくるものは何なの?

 

反対って

 

そう考えるきっかけに

なったりします。

 

 

反対って

抵抗勢力だけではない

 

反対って

ネガティヴなイメージだけではない

 

そこから見出せる意味

きっとあると思うのです。

 

 

反対って

 

いろんなことを想像できる

そんなチカラ

 

そう思いたいです。

 

これでいいのだ

って

思いたいのです。

 

 

 君が好き その反対は 君がキライ
 じゃなくて 君の「これでいいのだ」

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 満月の反対側の西の空
 あなたを見てた それは金星

 

 

 

天才バカボン (1) (竹書房文庫)

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