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三日月のうた

三十一文字とそれにおさまりきらないこと。「ことば」について考える日々。記事のタイトル≒短歌のお題 です。

ほんの少しって。

 ほんの少し 君に優しくできたなら
 僕は救われたりもするのに

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ほんの少し日が延びた。

ほんの少しだけだけど。

 

毎日のほんの少しに

ふとした瞬間、気付く時がある。

 

ほんの少しより少し前に感じてたことと

ほんの少しの後にあったこと

 

そこにほんの少し差があることに。

 

いろんなことが

ほんの少しずつ変わっている。

 

気付かなくても。

 

でもそこに気付いた時

 

ほんの少しほっとするような

そんな気持ちになるのは私だけだろうか。

 

何もかも変わってしまうことは

寂しいけれど

 

何もかも変わらずには

いられないのだと。

 

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常緑樹という木がある。

 

秋になっても葉の色を変えず

冬になっても葉が枯れずに

 

ずっと緑ですよ

っていう名前の木々が。

 

でも常緑樹は

ずっと変わらないわけじゃない。

 

知らないうちにリニューアルしているのだ。

 

誰も気付かないうちに

新しい芽が生えて

新しい葉が伸びて

古い葉が落ちてしまっても

 

その木は緑。

ずっと緑。

 

もしその木が緑じゃなくなるときは

その木が死んだとき。

 

ほんの少し

昨日より変わってる。

ほんの少し

明日は今日とちがう。

 

ほんの少しの中に

私たちはいて

ほんの少し

生きている。

 

ほんの少しずつ

変わりながら。

 

今は冬で

とても寒くても

 

ほんの少しずつ春が来る。

 

ほんの少しずつ春に近づいて

 

あたたかいね

そういう日がきっと来る。

 

そう思って

今日はほんの少し

自分にやさしくする。

 

その今日を

明日もする。

 

そうしたらみんな

ほんの少しやさしくなれるかもしれない。

 

ほんの少しね。

 

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   ほんの少し 君にこの手が触れたなら
   僕はその手を放さないだろう