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三日月のうた

三十一文字とそれにおさまりきらないこと。「ことば」について考える日々。記事のタイトル≒短歌のお題 です。

あんこって。

 小豆煮て 砂糖加えて くつくつと
 ゆっくり炊いた あんこ しあわせ

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あんこって

 

お好きですか?

 

言うまでもなく

私はあんこ、好きなんです〜。

 

好きじゃなければ書いたりしないのですが

アイスクリームと同じくらい

 

あんこが好きなんですよ〜。

 

今回は あんこ について。

 

冒頭の写真の本は

数々の著名人「あんこ愛」を語っています。

 

あんこって

 

こんなにも人の心を魅了してやまないんだなと

思わせてくれる一冊です。

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⤴︎地元の銘菓?十万石饅頭

 

芥川龍之介「しるこ」

世界に広まるべき食べ物だと語り

 

池波正太郎も「汁粉屋」について

また「栗ぜんざい」について語る。

 

東京近辺で汁気のあるあんこお餅などを入れたものを

「おしるこ」と呼ぶんですが

 

関西では汁気があってこしあんのものを「おしるこ」

つぶあんのものを「ぜんざい」と呼ぶそうですね。

 

東京で「ぜんざい」というと

たいていは汁気があまりないつぶあんこもののことで

 

池波正太郎の「栗ぜんざい」は

東京でいう栗が入っているもののことです。

 

井上靖「あんころ餅」赤福

村松友視(ともみ;「み」は示に見)は「追分羊羹」

愛してやまない。

 

石牟礼道子さんはその中で

万葉の歌を紹介されているんです。

 

 明日よりは春菜(わかな)摘むと標野(しめしの)に
 昨日も今日も雪は降りつつ

 

霜柱がまだあるような寒い時期に

家族で若菜を摘みにでかけたこと

 

三月の節句にはその摘んだ若菜で

お母さんが「草餅」をせっせと作ったことが書かれています。

 

他にも手塚治虫「和菓子」

穂村弘さんが「あんパン」

などなど。

 

糸井重里さんに至っては「あんこは小宇宙だ」

あんこ愛を盛大に語っておられます。

 

いやいやどうして。

 

あんこって

すごい!!

愛されてる!!

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⤴︎鶴屋吉信のつばらつばら。大好き!

 

ではここで

 

あんこの歴史・・・

ちょっと知りたいですか?

歴史・・・苦手なんですけどね。

 

 

あんこの「餡」ってもともとは

餅に包まれたモノ」というような意味があって

遣隋使の時代に中国から伝わったようなのです。

 

その頃の「餡」は羊肉や野菜などのこと。

 

どうやらその後、お肉を食べてはいけない禅僧が

小豆を「餡」にしたのではないかという説があります。

 

1349年、

中国から帰化した林浄因(りんじょういん)という人が

作った小豆を餡に加工したもの

日本の饅頭の起源といわれているそうです。

 

羊の肉の汁(煮こごりのようなもの)だったものを

小豆に変えて今のような羊羹になったのも

この頃のことだとか。

 

今のような砂糖をつかったあんこは室町時代に入ってから。

 

あんこって

やっぱり深い歴史があるのですねぇ。

 

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⤴︎京都のお土産 阿闍梨餅(あじゃりもち)。ものすごく美味しい!

 

というわけで!

ってどういうわけか分かりませんが

 

おうちであんこを炊く方法

簡単ではありますがご紹介。

 

あんこ好きを語る私としては

やはりあんこもおうちで炊きたい!

 

そして甘すぎるあんこではなく

ほどよく小豆の風味があるものが好き!!

なんです。

 

材料は

  • 小豆・・・ひと袋(300g)
  • きび砂糖・・・150g(甘さ控えめです)

 つまり小豆:砂糖=2:1です。

 それから をひとつまみ。

以上!

 

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普通の小豆。高級なものでなくてもOK。

 

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水を4~5倍。という袋の表記ですがちょっと少な目。

 

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ひと煮立ちさせたら湯でこぼします。(いったんお湯を捨てる)

 

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また新しい水を入れてひと煮立ちさせて湯でこぼす。

2~3回繰り返します。

 

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小豆が指でつぶれるくらいのやわらかさまで煮ます。

くつくつ小豆が動くくらいの火加減で。(弱火ぐらい)

 

小豆がやわらかくなったら

砂糖3回ほどに分けて煮ながら加えます。

もひとつまみ入れます。

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だんだん水が少なくなるので小豆が出ないように

水を少しずつ足します。

 

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途中、時間がなければ何度か止めてOK。

3時間ほど煮たところ。

 

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できあがったあんこは多ければタッパーに入れて

冷凍保存できます。

 

東京風・うちの「おしるこ」は

これを水で伸ばしてまたあたため直して

焼いた角餅を入れます。

 

私はゆでた丸餅が本当は好きなのですが

今住んでいるところでは丸餅はあまり売ってないんです。

 

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⤴︎こちらも地元の銘菓 白鷺宝(はくろほう)

 

うちの祖母はあんこが好きでした。

私の炊いたあんこで作ったおしるこも

喜んで食べてくれました。

 

そうやって

母も私も、私の子どもたちも

ずっとあんこが好きで

思い出の味になっていくといいなと思っています。

 

あんこって

美味しいですよね!!

 

寒い日が続いています。

明日のおやつに

あたたかい 「おしるこ」なんていいかも。

 

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 美味しいね あれから何回 聞けたかな
 いっしょに食べた 思い出 おしるこ

 

 

 ドリアン助川さんの『あん』もおすすめ↓

 映画にもなりました。あんこ炊きたくなります。

([と]1-2)あん (ポプラ文庫)

([と]1-2)あん (ポプラ文庫)

 

 

 

ずっしり、あんこ:おいしい文藝

ずっしり、あんこ:おいしい文藝

 

 

お題「今日のおやつ」 

お題「思い出の味」