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三日月のうた

三十一文字とそれにおさまりきらないこと。「ことば」について考える日々。記事のタイトル≒短歌のお題 です。

柿って。〜干し柿の作り方 前編〜

短歌 季節 食べ物 百人一首
 軒下に 吊るす干し柿 じっと待つ
 そのうち きっと甘くなるから

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寒い日が続いています。

 

以前、焼き芋を家庭で作る作り方をご紹介したのですが

今回は冬の保存食

 

干し柿も家庭で作れるんですよ

 

というのをご紹介。

 

干し柿って

美味しいけどちょっとお高いんですよね。

 

家庭で作ったらお財布にも優しく

美味しい干し柿ができるんじゃないかなー

というのがきっかけです。

 

私は去年初めて干し柿を作ったのですが

 

「簡単」と銘打ったサイトなどを参考にしても

やっぱり手間がかかるものだったんです。

 

一つ一つの作業は「簡単」

といってもいいものですが

 

たくさん作りたい!

 

となると

やはり時間と手間がかかります。

 

お高いわけだー

と思ったのです。

 

でも!!

 

出来上がった干し柿

ほんとうにほんとうに

美味しかった!!

 

子どもたちも毎日

ひとつだけだよ!

と言われながら

干してある柿を取って食べていました。

 

大事に大事に干しておいた

最後の2個は

カラスか何かの鳥に

きれいにヘタだけ残して食べられてしまって

ショック!!な思い出付きで。

 

どうして鳥って美味しいものが

わかるんでしょうね?

 

そんなこんなで

今年も干し柿作りたいなー

と思っていたら

 

ちょうどお声がかかり

6㎏の渋柿(50個弱)をゲット!

     f:id:tamie7575:20161125130344p:image

  ⤴︎このザル一皿分が約2kg。

 

さっそく仕込みを開始します。

 

まずは

干し柿用の渋柿

 

普通に食べられる甘味のある柿は

渋味が少ないだけで

本来甘味が多いのは実は渋柿。

渋味を感じなくなるように干せば

その甘味を感じる

という仕組みらしい。

 

なので渋柿を用意。

     f:id:tamie7575:20161125130430p:image 

ヘタのところの枝がTの字に切ってあります。

これは干す時に紐を結ぶためなんです。

 

これがない場合は

竹串などに柿を刺して干す方法 もあるのですが

 

去年、この紐を結ぶのと竹串に刺すのと両方やってみたところ

 

  • 竹串に刺したものは、乾いたら竹串にくっついてしまって後できれいに取りにくい
  • 竹串のバランスを取りながら竹串に紐を結ぶのがなかなか難しい

 

という結果だったので

 

今年はこのTの字に切ってあるものが手に入ってラッキー☆

 

というわけで紐を直接結ぶ方法でいきたいと思います。

 

 

まず

ヘタを残して渋柿の皮を剥きます。

     f:id:tamie7575:20161125130501p:image

  ⤴︎縦でも横でも剥けばOK。

 

次に

皮を剥いた渋柿を鍋に沸かしたお湯

10秒ほどサッとくぐらせます。(煮沸消毒)

     f:id:tamie7575:20161125130553p:image

 

その後、水を切ったら

焼酎にくぐらせます。(これもカビ防止のためとか)

     f:id:tamie7575:20161125130639p:image

⤴︎浮いているのはゴミではなく金箔。

 

これは度数の高いお酒なら焼酎じゃなくてもOKなのだと思うのですが

今回はたまたま実家にあった25度の金箔入り焼酎を利用。(いかにもいただきもの)

 

なければスーパーなどで売っているワンカップ焼酎でもいいと思います。

200mlぐらいで6㎏の柿に足りました。

 

そして

皮を剥く

  ↓

熱湯にくぐらす

  ↓

焼酎にくぐらす

 

という順番が終わったら

 

ザルなどでしっかり水気を切って

紐を結びつけます

 

紐は荷造り用の紐でOK。

今回は100均の麻紐を利用します。

 

これも去年のやり方を思い出し

一本の紐に4個の柿を結ぶという方法に。

     f:id:tamie7575:20161125130739p:image 

90〜100cmぐらいに切った紐の両端に

まず結びつけます。

 

そのあと端から柿2〜3個分くらいあけたところに

残りの2個の柿をそれぞれ結びます。

 

これをいよいよ干す!!

 

どこに干すかというと

風通しがよく雨露のあたらない軒下など 

というのが各先輩方の教えなので

 

うちはベランダの物干し竿に。

 

それで

紐に結ぶのは4個程度がちょうどよかったのです。

     f:id:tamie7575:20161125130801p:image

  ⤴︎夕陽に輝く柿ちゃんたち。

 

柿どうしがくっつかないように

ズラして干します。

やはりくっついてしまうとカビやすい

というのが理由なようです。

 

しばらくは洗濯物は部屋干しオンリーに…
でもこれも美味しい干し柿のためです!

 

お天気がよければ

昼間も夜もそのまま干しておきます。

 

雨などで濡れるとカビやすく

あまり気温が高いとやはりカビやすいとか。

 

もし取り込めるなら雨の時はおうちの中に。

去年も何度か部屋干し用のラックに柿が…

 

そして気温も最高気温が15℃以下ぐらいがよい

とのことなので

天気予報とにらめっこしながら

仕込みの開始時期を伺っていました。

 

なんと干し始めて3日目

予報通り初雪も降ったりしましたが

人間は寒いけど干し柿作り方にはもってこいの気温に。

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  ⤴︎初雪と柿

 

一度部屋干しにしていた柿も

次の日が晴れるという予報だったので

雪が弱くなってからは外へ。

 

この寒さで甘さも増したりしないかな〜。

と期待して。

 

そして

カビには気をつけながら

こんな感じで干し続けます。

 

一週間ほどして

干し柿の表面がしっかり乾いて固くなってきたら

モミモミする

という作業があります。

 

この

美味しくなぁれ〜

的な作業がまた干し柿に愛を注ぐことになるのですが…

 

続きは後編で。

 

ところで

 

柿って

中国から伝わってきたもののようです。

 

縄文・弥生時代の遺跡から種は出土している、というのですから

日本の風土にずっと根付いてきたものなんですね。

 

そして中国や韓国などのアジアの国々にも

日本の干し柿と同じように

乾燥させて保存する干し柿のようなものがあります。

 

干し柿平安時代にはあったらしい〜

という文献も残っているそうで。

 

ほらほら平安時代ですよ〜。

 

というわけで

干し柿が歌われた和歌はないのかな?

と探してみると

うーん…

あるにはあるけれどすごく少ないらしい。

 

ということがわかりました。

 

万葉集には「柿」という言葉を使った歌は一つもなく

もちろん小倉百人一首にもないんです。

 

いろいろ調べてみると

「柿」という題材が和歌には好まれていなかった、ような。

俳句に比べすごく少ないのはそのせいではないか、という説も。

 

マ、マジすか?!

      f:id:tamie7575:20161125130933p:image

というわけで!!

 

ここは強引に

「柿」といって思いついた百人一首の歌を。

 

 あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の
 ながながし夜を ひとりかも寝む 
 

これがなぜ?って?

 

この歌を詠んだのは本人麻呂だから!

 

今回はこの辺で。

 

干し柿の作り方。後編〜

柿が美味しくなるまで

しばらくお待ちくださいね。

 

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 枯れ葉落ち 夕闇の煙立ち込めて
 明日へ眠るよ 残る渋柿

 

お題「冬支度」

お題「今日のおやつ」