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三日月のうた

三十一文字とそれにおさまりきらないこと。「ことば」について考える日々。記事のタイトル≒短歌のお題 です。

朝靄って。

ことば 百人一首 短歌 競技かるた
 

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 朝靄の中にあなたに逢いに行き
 溶け込んでいく此処の大地に
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 朝靄の中にあなたに逢いに行き
 知らない私と再び出逢う

 

朝靄煙る

朝でした。

 

朝靄って

朝の(もや)ですよね。

って当たり前ですが。

 

モヤモヤするっていう言葉も

この靄からきてるんでしょうか。

 

この写真を見て

(きり)と思った方

いらっしゃるでしょうね。

 

霧と靄の違いって

なんでしょう。

 

言葉が違えば

似ていてもどこかで違うはず

そう思うと気になって仕方ないのですが

 

やっぱり霧と靄では違う定義がされています。

 

微小な浮遊水滴により視程(してい)が1km未満の状態。

 

とは
微小な浮遊水滴や湿った微粒子により視程(してい)が
1km以上10km未満となっている状態。

 

だそうで。

 

視程というのは、水平方向で肉眼で物体がはっきりと確認できる距離のこと。

つまり、どのくらいよく見えてるかってこと。

 

そうすると

の方が少し見えているってことになりますね。

 

…てことは

これらの写真はもしや

?!

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1㎞先まで見えてない気がします。

ギリギリ霧と靄の間ぐらい?

 

ではちょっと

で詠み直し。

 

 朝霧の中にあなたに逢いに行き
 溶け込んでいく此処の大地に

 

…うーん。ちがう。

なんかちょっと爽やかな雰囲気になってしまった気がする。

 

やっぱり靄のモヤモヤっとした感じと

モヤモヤっとした気持ちが合わさって

 

ここはを使いたい。

そんな感じに言葉を選んでみたり。

 

 

ではではここで

お待ちかね!(…待ってないってね)

 

小倉百人一首から歌をご紹介。

 

 村雨の 露もまだひぬ まきの葉に
 霧立ちのぼる 秋の夕暮れ

  (寂蓮法師 小倉百人一首87番)

 

にわか雨の露もまだ乾かない槇の葉に

霧が立ち上っていく秋の夕暮れは寂しいなあ。

 

とかいうような意味。

 

残念ながら(って私が一番残念。)

小倉百人一首 という言葉が使われている歌はないのですが

 

だとこちらがありました。

村雨 とか 露 とか 霧 とか

しっとり冷んやりとした秋っていう感じです。

 

ちなみにこの歌

 

競技かるたでは「一字決まり」といって

最初の一字目が読まれたら取れる

ものすごく重要な歌なんです。

 

最初に「」で始まる歌が

他にはないということなんです。

 

人によっては " mu " の " m " の鼻音で判断して取れる

という人も。

すごーい。

いや、冗談抜きにホントにすごいんですよ!

 

一字決まりは

「む・す・め・ふ・さ・ほ・せ」

といって他に一字目が分かれば取れる歌が六首あります。

 

あえて一字目だけにしてみました。

 

もし百人一首を最初に覚えるとしたら

まずこの七首

と思って覚えてみるのもいいかもしれませんね。

 

今日はこの辺で。

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 朝靄の中にあなたに逢いに行き
 もう逢いには来ないと決めたの