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三日月のうた

三十一文字とそれにおさまりきらないこと。「ことば」について考える日々。記事のタイトル≒短歌のお題 です。

三日月って。

 星屑と 月の欠けらの シロップが
 とろりとろけて 夜がはじまる

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 秋風の 三日月の夜の 静けさに
 夢か幻 君はいずこに

 

よく空を見上げます。

 

そして月も。

 

このブログ名にもある

三日月

 

三日月って

名前の通り 三日の月 ですが。

 

陰暦三日の月以外にも

新月から上弦の月までの間の

おおまかな期間の月のことも

いうこともあるとか。

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この三日月をブログ名に入れたのは

 

満月のように満たされて

まぶしいくらいの光ではなく

 

細く頼りない光でも

これから少しずつ満ちていく

少しずつ光を増していく

 

そんなところに惹かれたから。

 

今は

細くても

頼りなくても

 

これから満ちていくよ

 

そんな期待を持たせてくれる

 

三日月って

そういう印象があります。

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歌のタイトルにも

三日月って

よく使われているのを

ご存知ですか?

 

和歌ではなく、歌謡曲の。

 

三日月」と聞いて

パッと思い浮かぶ歌はありますか?

 

www.youtube.com

⤴︎パッと思い浮かんだ絢香さんの『三日月』

 

他には世代的にはドリカムの『三日月』も。

www.youtube.com

⤴︎あったあった、このドラマ。

 

 

そしてやはり・・・

小倉百人一首」を用いた歌!!

 

 天の原 ふりさけ見れば 春日なる
 三笠の山に 出でし月かも

  (阿倍仲麿 小倉百人一首7番)

 

 今来むと いひしばかりに 長月の
 ありあけの月を 待ち出でつるかな

  (素性法師 小倉百人一首21番)

 

 月見れば ちぢに物こそ 悲しけれ
 わが身ひとつの 秋にはあらねど

  (大江千里 小倉百人一首23番)

 

 朝ぼらけ ありあけの月と 見るまでに
 吉野の里に 降れる白雪

  (坂上是則 小倉百人一首31番)

 

 夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを
 雲のいづこに 月宿るらむ

  (清原深養父 小倉百人一首36番)

 

 めぐりあひて 見しやそれとも わかぬ間に
 雲がくれにし 夜半の月かな

  (紫式部 小倉百人一首57番)

 

 やすらはで 寝なましものを さ夜ふけて
 かたぶくまでの 月を見しかな

  (赤染衛門 小倉百人一首59番)

 

 心にも あらでうき世に ながらへば
 恋しかるべき 夜半の月かな

  (三条院/三条天皇 小倉百人一首68番)

 

 秋風に たなびく雲の 絶え間より
 もれ出づる月の 影のさやけさ

  (左京大夫顕輔/藤原顕輔 小倉百人一首79番)

 

 ほととぎす 鳴きつる方を 眺むれば
 ただありあけの 月ぞ残れる

  (後徳大寺左大臣 小倉百人一首81番)

 

 嘆けとて 月やは物を 思はする
 かこち顔なる わが涙かな

  (西行法師 小倉百人一首86番)

 

 小倉百人一首で「風」という言葉が使われている歌に引き続き

」という言葉も11首ありました。

 

79番の藤原顕輔の歌「秋風に・・・」は

「風」にも登場していました。

 

57番の紫式部の歌は

有名なんでしょうか。

 

お恥ずかしながら・・・

 

むすめが

 競技かるたを始めたい

と言い出すまで

 

私は百人一首について

ほとんど知りませんでした。

 

昔、教科書に載っていた数首を知っていたくらいで

あとは

坊主めくりしかやったことがなかったのです。

 

なので

私は一から勉強

あなたもご一緒に知っていきませんか?

 

そんなつもりでこのブログにも

百人一首の歌をご紹介しています。

 

そしてそして、

 

この11首の中の「月」には

三日月って

あるでしょうかね。

 

21番と31番、そして81番の「ありあけの月」は

明け方まで残っている月なので

 

旧暦の16日以降

つまり、三日月ではない

ということになります。

 

59番の「かたぶくまでの月」も

明け方になって「西に傾いた月」という意味なので

これも「ありあけの月」に同じ。

 

残りの「夜半の月」やその他の月は

三日月の可能性が残っている

ということになりますね。

 

いずれにしても

万葉の時代

それ以前からずっと夜を照らし続けていた「」は

 

今も昔も

人の心を捕えて離さないもの

といっていいかもしれません。

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 見た目には 変わってくけど いつまでも
 変わらずそこにいてね 三日月

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 おなじ つき みあげてるよね それだけで
 なんだか しあわせ これも 愛 かな