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三日月のうた

三十一文字とそれにおさまりきらないこと。「ことば」について考える日々。記事のタイトル≒短歌のお題 です。

籠って。

日々のこと 短歌 読書
しなやかに曲がる竹ひご編み込んだ
花を飾ろか君を包もか

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今回は

竹ひごを編み込んでつくる竹籠

四海波花籠 (しかいなみはなかご)の

ワークショップに参加したときのこと。

 

先生は

以前からものづくりをいろいろされていて

デザインのお仕事をされている

ゴロゥさん という方。

 

ゴロゥさんはお名前はあれですが

女性です。

ゴロゥさんのHPはこちら▼

www.ebreday.net

 

 

 

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とにかく私は初心者なので

言われた通りのことができるか…

それだけ。

 

使うものは

竹ひご16本霧吹き

 

この竹ひごを竹から作るのがまず大変なのだとか。

そこをぴゅーんと飛び越して

ワークショップでは編み込むだけです。

 

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先生のお手本を見ながら籠の底になる部分をまず編みます。

 

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皮(かわ)と肉(にく:緑のところがない身の部分)を言われた通りに配置。

 

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底の部分 完成~。

 

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周りを立ち上げていきます。

霧吹きを掛けながらしなやかに曲げる。

ゴロゥさんの教え方が上手で、「勘がいい」などと言われて調子に乗る。

 

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おや!籠みたい!ここからさらに形を整えながら編み込んで…

 

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四海波花籠の完成~!!

 

初めてにしては上出来では?!

 

接着剤などもちろんなし。

長い竹ひごがこんな籠になるなんて。

 

ものづくりって楽しい。

 

本来はこんなふうに中に花瓶を入れて

花を飾るもの。

でも果物を入れたりお菓子入れにしてみたり。

 

日に当たることで

次第に色が変わっていくのも楽しみ。

 

籠って

かわいくて実用的で

自分でも作れるんです~!

 

というわけで

今日はこの辺で。

 

 

・・・ おまけ・・・

ワークショップのあったギャラリーまでの

JR日暮里駅からの東京・谷中 の様子。

西口を出て

坂を上がって進むと五分もせずに谷中銀座方面へ。

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▲経王寺。大黒天が祀られているとか。

 

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▲雑誌などでよく見かける暮らしの道具の松野屋。

 

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▲坂を登りきった階段上からの谷中銀座。

このあとの写真の谷中銀座の看板がかわいかった!

 

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▲本屋さん。

 

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▲お茶の急須。

 

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▲お魚屋さん。お魚屋さんの匂いが好きだ。

 

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▲海老天~。 

 

今回は谷中の街をゆっくり

という時間はなかったけど

外国からの観光客の人や年配の方が多い印象。

 

でも気になるお店もいっぱい。

美味しそうなものもいっぱい。

また行きたいです。谷中。

 

いつも読んでくださって

ありがとうございます。

 

・・・追記・・・(2017.03.12.)

このエントリを書いているうちに読み終わらなかったのですが

東京・谷中の街が出てくる本をご紹介。

 

([お]5-2)喋々喃々 (ポプラ文庫)

([お]5-2)喋々喃々 (ポプラ文庫)

 

東京・谷中でアンティーク着物のお店をしている女性と、父親の声に似ているという男性の一年間のお話。私としてはちょっとせつないお話。だけど谷中だけでなく根津や千駄木などの本当のお店や場所もたくさん登場して街をぶらぶらしたくなります。

良かったら。

 

渡るって。

短歌 百人一首 日々のこと
ぼんやりと川を眺めているだけで
鵲(かささぎ)が渡す 君との距離を

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今日は

川をたくさん渡りました。

 

でも

今まで意識していなかっただけで

何の気なしに

川って

渡っちゃっていた気がします。

 

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昔は橋がないところでは

舟で渡してもらっていたことも

多かったようですね。

 

以前、東海道五十三次のことを書いた時に

六郷川(今の多摩川)を舟で渡す「六郷渡し」とか

浜名湖の近くの「荒井」というところの渡し舟があるのを知りました。

永谷園のおまけのカードで。)

 

電車や車だと

あっという間に渡ってしまう川も

舟でゆっくり渡ると

時間の流れが違っていたでしょうね。

 

今日の川は

少しそんな遠い昔の

 

渡るってことを

思い起こさせてくれました。

 

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鵲の 渡せる橋に おく霜の
白きを見れば 夜ぞ更けにける

   大伴家持小倉百人一首6番)

 

youtu.be

 

お題「今日の出来事」

100って。~後編~

ことば 短歌 読書
すきですすきですすきですと言っても届かない想い 蕾のままで

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 前回から引き続き

#7days100tanka 

~7日間で100首の短歌を詠む~の

後編になります。

 

「数」と絡めるのがむずかしかった面

ちょっと無理のあるのもありますが…

どうぞお付き合いください。

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

51.
むずかしい ことばをつかう ことじゃなく やさしい ことばで つたえる ちから

51 = 語彙とか語彙力とかのこと(ごい) 

あくまでも私のひとつの考えですが。

できたらいいな、といつも思っている。

 

52.
いつになく笑顔はじけていた君はあの日のままに笑ってますか

 52 = いつに

 

53.
アイビーの葉っぱの影におんぶバッタかくれんぼする燃えるゴミの日

53 = ゴミ

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54.
山を歩き街を走ったその足の裏を洗って全部忘れて

54 = ゴシゴシ洗うイメージで(ごし)

 

55.
しあわせは551の豚まんがある時ない時関係ないし

55 = 551蓬莱の豚まん

美味しいですよね~。いや、ある時は「しあわせ」だし。

youtu.be

 

56.
喉元を鳴らすだけでは物足らず擦り寄ってくる君んちの猫

 56 = 喉をゴロゴロならしてる(ごろ)

 

57.
五七調七五調との違いなどわからなくても歌は詠めます (たぶん)

57 = 五七

五七五七七に合わないのを「破調」などと言うらしく「破調はキライ」などと公言される方もいらして「字余り」や「句またがり」 の多い私はごめんなさい。。という感じ。でも歌だし。

字余りなんて裏拍で入れば…(*´Д`)イケル!イケル!なんて。。

 

58.
御破算で願いましては 新しい願いの前に白紙に戻す

 

58 = 御破算(ごはさん、ごわさん)

そろばんで、新しい問題にうつるときに「御破算で願いましては~」と言われたら

チャッ!っとそろばんの玉を全部下にさげて、一番上の列の玉をチャラララ~と上に上げる動作(そろばんをされる方は当たり前なことでしょうが)が面白くて。前の問題はチャラにするイメージ。

ちなみに私は小さい頃、地元のお寺の集会所でやっていたそろばん教室のあとの絵画教室に通っていて、そろばん教室が終わるのを待つ間「御破算で願いましては~」をずっと耳で聞いていただけです。。計算とかニガテ!

 

59.
ご苦労さん 誰にも言えないその秘密一人で抱えてきたんでしょう

59 = ご苦労(ごくろう)

 

60.
あたたかい手を差し伸べてまた生まれ変われる赤いちゃんちゃんこ着て

60 = 60歳の還暦祝

 

61.
朝起きて昼ごはん食べ夜風呂に入るときでも無意識に君

61 = 無意識(むいしき)

 

62.
きみもきみも唯一無二の人だから手を繋ごうよ片方あいてる

62 = 唯一無二の「むに」

 「人には二つの手があります。一つは自分を助ける手。もう一つは他人を助ける手。」ということばから。

 

63.
無意味って決める前にはただのヒトただそれだけのただの生きもの

63 = 無意味(むいみ)

 

64.
居所が悪いとか好かんとかあるし忙しいから息も絶え絶え

64 = 虫(むし)のこと。

虫の居所が悪い、虫が好かない、虫の息

虫って忙しい。

 

65.
空の向こう川の向こうにいるはずの君が遠くて橋から背伸び

65 = 向こう(むこう)

 

66.
ろくろ首ハイボール飲んでしゃっくりをしてたよちょっとひっくり返って

 66 = ろくろ首

ろくろ首が酔っ払ったらどうなるかなー?と思ったり。

 

67.
虚しさは重い荷物がなくなって空っぽになる  でも空気ある

 67 = 虚しさ(むな)

空気があれば息はできるしね。

 

68.
むやみやたら言葉並べてみるものの君の言葉は貰えないでいる

68 = むやみ

このあたり…苦しかったな。

片想いです。

 

69.
この人生ろくなことない気がしてた。君とのアレはよかったよ。うん。( ゚ー゚)ウ ( 。_。)ン

69 = ろくな 

いや、もうこれが精一杯。

 

70.
なるようになれなるようにしかならないなにもなくてもなにもしなくても

70 = なれ で 7(な)と0(れい)

 

71.
これ以上もう会うことはないなんて出逢ったあとに言わないでくれ

71 = ない

 

72.
お土産はコインロッカーに入れたから何もいらないもう帰るから

72 = なに

 

73.
夕凪のまだ日の沈むすこし前波の音だけ君に届け

73 =波(なみ)

 

74.
山の斜面軽トラに乗り風を切るもぎたてを齧る梨園(なしえん)の夏

74 = 梨(なし)

 

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▲夏の思い出。

 

75.
昔から好きな数字は7と5で 生まれましたよ7月5日

75 = 7月5日生まれ。

 

76.
なむなむとのんのんさまとあと誰に手と手合わせてシワとシワ合わす

76 = なむなむ(南無)

小さい頃、お仏壇に手を合わせるのに「のんのんさまのんのん」と言って合わせてました。「のんのんさま」は小さい子が言う「仏様」のこと、「のんのん」は「南無南無」と一緒です。「ののさま」「まんまんちゃん」など地域によっていろいろな言い方があるようです。

 

77.
ナナという名前のつく子はそこらじゅう花まる付けてお水をあげて

77 = ナナ

ナナと付く名前の子を何人か知っているけれど、みんな周りにいいもの振りまいている気がします。

 

78.
雨が降る三月の空灰色の雲だけにそっと悩み打ち明け

78 = 悩み

 

79.
ユリカモメ枯れた蓮の葉夕暮れの不忍池いつまでもなく

79 = なく

この場合、ユリカモメの「鳴く」、かなしいときの「泣く」、いつかなくなってしまう「無く」を掛けているつもり。

ユリカモメは冬の間だけ上野・不忍池にも訪れる水鳥です。

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不忍池のユリカモメ(脚が赤いのは成鳥。黄色は幼鳥。)

 

80.
桃源郷みたいに遠い君の街天気もちがう晴れのちくもり

80 = 晴れ

 

81.
名を呼べば「はい」ときちんと返事するそんなあなたも既読スルーする

81 = はい

 

82.
蜜蜂の巣に女王ははにかんで微笑むけれど二人はいらない

82 = はに

蜂蜜の「ハニー」と蜂の巣の「ハニカム構造」と、「はにかむ」。

 

83.
抑えてもおさえてもなおはみ出したこの感情の行きどころなし

83 = はみ出し(はみ)

 

84.
はしばしに君が存在する中で渡れずにいるこの川の流れ

84 = はし

端々(はしばし)の「はし」と川にかかる「橋」

 

85.
おかあさんと一緒にいるのがいちばんと空から降りる天使の梯子

85 = 梯子(はしご)

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▲天使のはしご逆バージョン

 

86.
ハローハローこちらペンギン言っとくが飛べないんじゃない翔ばないんだよ

86 = ハロー

 

87.
離ればなれ君とは初めから遠い 花が咲いても風が吹いても

87 = 離ればなれ(はな)と 花

 


88.
おかあさん おかあさんって よばれたら わたしようやく おかあさんになる

88 = 母(はは)

 

89.
白状をするとわたくし薄情者 誰か押しボタン押してください

89 = 白状と薄情の「はく」

 

90.
暮れなずむ空は藍色橙色いつもの橋でいつも立ち止まる

90 = 暮れ

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91.
泣きながらなんでも食べる食いしんぼう だいじょうぶキミは生きていけるよ

91 = 食いしんぼう(くい) と「悔い」て泣いてるイメージ

 

92.
椿咲くコロボックルの国の春 お山でぴょこん 青蛙跳ぶ

92 = 国

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▲『だれも知らない小さな国佐藤さとる 著。青蛙はコロボックルの隠れ蓑。


93.
組み紐のまねっこでした君にあげたミサンガわたしだけ付けている

93 = 組み

 

94.
九十四それが最後の誕生日いつまでものこる生きた証に

94 = 94歳で亡くなった祖母のこと


95.
1995年まだテープに録音好きな歌も留守電も

95 = 1995年

 

96.
歩いてく走ってく自転車に乗る苦労する会いに行く 大好き

96 = 苦労(くろう)

 

97.
食いしんぼう食べなくなったらそれが合図タスケテタスケテ救難信号

97 = 救難信号(きゅうなん)

 

98.
悔しくて泣きながら唐揚げを揚げる深夜零時のスポットライト

98 = 悔しくて(くや)

 

99.
窓の外雲の形を追いかけて口だけ動くうわの空 九九

99 = 九九

 

 

100.
100年後もしもあなたに逢えたならまたこの歌をおくりますから

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

~100首を終えて。~

もう、これは片想いですよ。

 

短歌を詠み始めたばかりの頃、安野光雅さんの『片想い百人一首』という本を読みました。

安野光雅さんと言えば絵が有名ですが。

 

いにしえの歌人への「片想い」だというその本は、小倉百人一首とともに、私の短歌の原点でもあります。

 

100首詠む間に、苦しかったことは、片想いの苦しさでした。

届かぬ想い。

「好き」と言っても受け入れてもらえないつらさ。

 

ゴールをしてもそれは変わらず。

 

それでも「好きです」と

ずっと歌い続けるのかもしれません。

 

最後まで読んでくださって

ありがとうございました。

 

 

片想い百人一首 (ちくま文庫)

片想い百人一首 (ちくま文庫)

 

 

だれも知らない小さな国―コロボックル物語 1  (講談社青い鳥文庫 18-1)
 

 

#7days100tanka 前編はこちら▼

tamie7575.hatenablog.com

 



 

100って。~前編~

ことば 日々のこと 短歌 読書

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あたたかくなったり

また寒くなったり。

 

まさに三寒四温

少しずつ、春。ですね。

 

この週末

ご近所の早咲きの桜はもう満開でした。

 

 

少し前に

『うたの日』という短歌の投稿サイトに

短歌を投稿しているという記事を書いたのですが

 

その後

Twitterツイッターでにわかに湧いてきた

#7days100tanka

というハッシュタグ

 

「7日間で100首の短歌を詠む」

というものに挑戦していました。

 

このハッシュタグ

いつから始まったものなのか…

 

5年以上も前にされたツイートなどもあって

一番最初まで遡れないでいます。

 

それでもとにかく

「7日間で100首」の短歌を

というルール以外特に決まりはないようで

 

結論から言うと

詠み始め2017年2月27日 22:00〜3月5日 20:23まで

きっちり7日間で100首の短歌を詠みました。

 

始めたときは

ちゃんと100首詠めるだろうかという不安と

 

100首ぐらい詠まないと私の短歌が前に進めないような

とにかくやってみようという気持ちとで。

 

そして100首詠むために何か自分なりにお題

と思って

その詠む順番の「数」を短歌に盛り込むことにしたのです。

 

この自分で付けた「数」の縛りに縛られ

途中では足かせのように感じたこともあったのですが

 

最終的には

次の短歌へ繋ぐ「(たすき)」のような存在であったことは間違いなく

 

この「数」という設定があったからこそ詠めた

100首になりました。

 

ひとまず忘れないうちに感想などを。

 

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もう始める前から不安はありつつも

走り出してしまってからはなかなか止まれない性格のようで

 

私より前にその #7days100tanka に挑戦していた方の

一日14~15首を目安に詠むことに。

 

100って

まあまあな数字ですよ。

 

100点とか100パーセントとか

一つの完成形のような目安の数字にされるけれど

 

でもこの100は、ちょっとちがう気もする。

 

少し話がそれるのですが

昨年末ぐらいに

 

私のことばが

糸井重里さんのことばに似ているようなところがある」

とある人に言われて

 

今までちゃんと糸井重里さんの著書を読んだことのなかった私は

今年に入って10冊ほど糸井さんの本を読んでいました。

 

先月の読書記録はほぼ、糸井さんの本ばかり。

 

読んでみると、あらまあどうして

 

 うんうん。そうだね。そうだね。

 そうなんだよねー。

 

みたいな共感する部分がたくさん。

 

いつも私が思っていること考えていることに近くて

他の人が「目からうろこ」的に思うようなことばも

すとんと入ってくる。

 

言葉のことも「ことば」と使う。

おんなじ。

 

そしてその中にちょうど

100っていうことに関するものがあったのです。

 

『ボールのようなことば。』(糸井重里 著 2012)という本の中で

コピーライターはキャッチフレーズを100本書く練習をする必要はないと。

 

コピーライターの世界で言われている

「キャッチフレーズを100本書く」という練習方法が

 

キャッチフレーズを100本も書くというのは、

順列組み合わせみたいなものを機械的に記して、

数をそろえるということになりがちです。

これ、ある意味では頭を使わないということです。

数だけはそろいますし、やっていて楽しくないですから、

いかにも努力して達成したという気持ちになります。

と。

考えたり思ったりと関係ないことばは、ほんとうのことばじゃない

と。

 

糸井さんはそのことに関しては

珍しくちょっと否定的なご意見でした。

 

もちろん、やり方にもよるだろうけど。

 

そんな文章を読んだばかりで

#7days100tanka

 

これは「短歌の千本ノック」になるのかしら?

そんなふうに思ったりしました。

 

でも

 

やはり

意味があるかないかは

あとからついてくるものであって

 

渦中にいるときは意味など考えないで

とにかく取り組んでみたら?

 

そう思って始めた

#7days100tanka

 

出来はともかく

誠心誠意100首詠めたことは

 

100首手元に残った短歌がある

という事実だけでなくて

 

短歌に対する自分の取り組みかたのようなものが見えて

面白かった。

 

途中、

フルマラソン42.195kmでの「30kmの壁」のように

(あ、走ったことないです。フルマラソンは。笑)

 

やはり65首目あたりから70首目ぐらいまでに

壁のような

乗り越えなければならないような

 

そんなものも確かにありました。

 

苦しかった。

 

何が苦しかったかといえば


自分の伝えたいこと
自分の想いが


こんなに何首も詠んでいても
せいぜい自分の思っている1mm程度に満たないぐらいしか
表現できていない

 

と感じてしまったこと。

 

それは終わった今もあまり変わらないかもしれないけれど

その事が重くのしかかると

やはり短歌を詠むモチベーションのようなものが保ちにくくなる。

 

そんな中での

給水所のような、私の助けになったのは

 

ほかの方々の短歌や

ほかの創作的な活動をされている方々からのインスピレーション

 

いろんな物事に対するいろんな人の真摯な態度。

 

苦しいと思いつつも

ピシッと背筋が伸びたような瞬間があって

 

また一歩進めたりしました。

 

富士山を登るのも一歩ずつ

ですからね。

 

それを通り過ぎて70首を過ぎてしまえば

(ここまでくればゴールできるだろう)という

何も根拠のない自信が湧いてきていました。

 

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啓蟄を過ぎたら蜂がぶんぶん。

 

私の短歌は

「心が動いたときの写真のようなもの」で

 

多くは日常の出来事を

そこに残しておきたい

 

普段忘れてしまう些細な出来事や感情を

何か形にしておきたい

 

というような衝動に似たようなものがあって

 

かっこいい言葉を使ったり

むずかしい言葉を使ったりすることはないのだけれど

 

たとえたった1週間であっても

実生活でもいろいろあって

 

子どものことやら仕事のことやら

その他もろもろ

 

短歌のことだけ考えて過ごせたわけでもないし

 

短歌にあたっては

自分の感情やら過去の思い出やら

これからのことなどまで

掘り起こされたりして

 

尋常ではなかったような気がします。

 

短歌と向き合うということは

自分自身と向き合うということ。

 

でも

短歌自体が私自身

そのものというわけではなく

 

ちょっと例えがおかしいかもだけど

 

シンガーソングライターの書く歌詞や曲が

その人から出てくるものであっても

本当のその人自身とは少し違うものであるように

 

私の短歌も私のものであっても

私そのものとはちがう。

 

そういう短歌を100首詠めたことは

やっぱり「意味がない」わけではなかったかなと

思ったりもしました。

 

たぶん、「ほんとうのことば」は使っていた。

伝わったかどうかは別として。

 

 

では

その #7days100tanka の短歌

そして短歌に絡めた「数」と少しだけコメントを。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

‪1.‬
いち抜けたそういってすぐやめてればこんなに苦しいこともなかった

1=いち抜けの「いち」

このチャレンジの途中、この歌が再び脳裏をよぎる。

 

‪2.‬
ふたりしてお互いさまと言い合ってサヨナラすればそれでよかった

2 = ふたり(2人)の2

 

‪3.‬
三回しか会っていないのわたしたち何を信じる?シャープペンかな

3 = 三回

 

‪4.‬
4回裏攻撃しても逆転はならず結果はわかっています

4 = 4回裏

野球では普通9回裏まで、コールドゲームなら5回などで終わることもあるけど4回裏であきらめてる感じ。

 

‪5.‬
五重の塔いくつも夜を重ねてもあなたは遠いロケットは跳ぶ

5 = 五重塔

五重塔がロケットみたいだなって。宇宙にいるかもしれないあなたの元へ飛びたい気持ち。そして次の「6」へ。

 

‪6.‬
ロックしてバックでノックしてみたらアウトかローか君はセーフだ

6 = ロック

前半「ック」でガンガン盛り上がるかと思いきや後半「ー(長音)」で沈静。

これも野球チックに。

 

‪7.‬
ナナちゃんという子がいてねブランコに乗ってるいつも揺れて歌ってる

7 = ナナちゃん

ナナちゃんという子がいつもかわいいので。ブランコが好きっぽい。

 

‪8.‬
はっちゃく という犬がいたのほんとうに はっちはっちって呼んでも来ない

8 = はっちゃく、はっち という昔、近所にいた犬のこと(本名は「あばれはっちゃく」)

 

9.
九月には会いましたけどその後は会っていません では五ヶ月後

9 = 九月

 

‪10.‬
点天の餃子はほんの一口で頬張ることもできないでいる

10 = 点天(てんてん)=英語のten

点天という餃子のお店の餃子は小さなひと口サイズで、よっぽどたくさん食べないと口の中がいっぱいになることはないのです。

ちょっとつらいことがあった時、人はたくさん食べ物を口に突っ込むイメージがあって、そんな小さな餃子じゃ、そういう時は満足できないな、って思いがありました。特に失恋したときは点天の餃子では満たされない。ある意味しあわせな餃子です。

 

‪11‬.
空という空を眺めて君に送るポッキーの日はラッキーを送る

11 = 11月11日11:11

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たまたまスマホを見たときの。

11月11日は「ポッキー&プリッツの日」by グリコ

 

‪12.‬
枠外の応援団でいる君のサポーターという金魚の糞で

12 = サッカーのサポーターの背番号が12番

 

‪13.‬
満月の13日の金曜日ぽかんと口を開けて見送る

13 = 13日

ジェイソンを知らない子どもたちに「今日は13日の金曜日だ!」と言ったらぽかんとされたこと。満月でした。

 

‪14.‬
ゼッケンの番号は見えないけれど見えたのは君が裸足だったこと

14 = ゼッケン番号にこの数字入ってたかどうか。見えなかったので分からなかった話。

 

15.
君にとってショートケーキの苺だけ取って食べたのと同じことだよ

15 = 苺(いちご)

全部食べてください。

 

16.
ある夏の風が生まれたその夜に君の街では山が燃えてる

16 = 京都五山の送り火の日。8月16日。

むすめの誕生日。

 

17.
2月17日忘れないでいて終わりじゃなくて始まった風

17 = 17日

春一番が吹いた日。

 

18.
洞爺湖のほとりのカフェでパンを焼く山羊を飼うまで夢を見ている

18 = 洞爺湖(とうやこ)の「とう」が10、「や」が8

しあわせのパン』という映画から。

 

 

19.
幾年も互いを見つめ続けてたそんな気がしたのは私だけ

19 = 幾年(いくとせ)の「いく」

 

20.
憧れのピアノ教室飛び込んだ二十歳の我が月へ連れてく

20 = 二十歳

二十歳の誕生日にJazzPiano教室の門を叩きました。

その頃、習った曲の一つが"Fly me to the moon"♪(私を月へ連れてって)

 

21.
不意に降る雨のようです君からのメッセージだけ宙を浮いてる

21 = 不意(ふい)

 

22.
ただ隣りにいるだけでいい物理的夫婦としての立ち位置がある

22 = 夫婦(ふうふ)

 

23.
がんこちゃん実写化される女子大生2階の部屋は片付けておく

23 = ふみ で『がんこちゃん』が女子大生になった実写化ドラマの主演 二階堂ふみさん

放送は2017/3/7(午前0:05~)

 
24.
メガヒットパンチ受けても立ち上がる不治の病は恋の病だ

24 = 不治(ふじ)の病

 

25.
向かい合う君の笑顔が眩しいと知ったのは春一番の中

25 = にこにこ で「笑顔」

 

26.
長風呂はお約束です 2時間は自分専用個室に変わる

26 = 風呂(ふろ)

 

27.
その歳の7月にただ肯定をしてほしかった生きている意味

27 = 27歳のときのこと

 

28.
かなしみを抱えたままでいなくなる友におかえり 2月が過ぎる

28 = 2月28日

黙っていなくなる人が多すぎた2月。でも「おかえり」

 

29.
神さまの畑で仕事していたとマジメな天使の胎内記憶

29 = 29日生まれ。むすこの胎内記憶。

赤ちゃんを育てる畑のようなものがあって、そこでお仕事していたらしい。一人落っこちた子を追いかけて地上へ来たとか。落っこちた子はどうやらむすめ。

 

30.
みっともない姿晒して髪乱れ走り続ける我を笑えよ

30 = みっともない の「み」が3、「と」で10

もうすでにボロボロになっていた自暴自棄の歌。

 

31.
咲いたのは上野公園歩くとき手を繋いでた夏の日のこと

31 = 「咲いた」の「さい」

 

32.
花の蜜啄む鳥を眺めたるアクロバティックな君の眼差し

32 = 蜜(みつ)

小鳥が花から花へ蜜を吸う姿はかわいいです。

 

33.
耳の穴覗かせはしない君だけど誰に見せるのその胸の内

33 = 耳(みみ)

 

34.
さみしいと寂しいと淋しいはちがう一番はないどれもサミシイ

34 = サミシイ

 

35.
サイコー!と言えればそれでよかったと愛する人に伝えたいとき

35 = サイコー

 

36.ブラジルで暮らした祖父の名はサブロー遺したものは鰐の剥製

36 = サブロー

私の祖父サブローさんは単身赴任でブラジルで暮らしていたことがあって

ワニのはく製が「おじいちゃんのおうち」のイメージ。

 

37.
おかげさま そういえる人たちのこと 皆々様のひかり この影

37 = 皆々様(みなみなさま)

おかげさま の人は、ほんとうは陰ではなくて「光」です。光があるから影がある。

 

38.
散髪を泣いて嫌がる天使には金のエンゼル舞い降りてくる

38 = 散髪(さんぱつ)

むすこは散髪が大嫌い。でも諦めて行った床屋さんでもらった「チョコボール」で「金のエンゼル」を当てました。

 

39.
たくさんの ことばのなかから たったひとつ ありがとう だけ えらんでわたす

39 = サンキュー=ありがとう

 

40.
二回目の成人式を迎えたらあと1年でバカボンのパパ

40 = 二回目の成人式=20×2 

バカボンのパパは41歳。これでいいのだ。と言える大人になりたい。

 

41.
この歳の出逢いをどうか忘れずに意味があるとかないとかじゃなく

41 = 今の私の年齢

 

42.
死にたいと思ったときがあったから今は生きてる ご飯を食べる

42 = 死に

 

43.
シミが増えシワも増えてくこの頃に沁みる小さなやわらかな手が

43 = シミ、沁みる

 

44.
鹿威し鹿じゃなくても驚いて我に返れば木瓜の花咲く

44 = 鹿威し(ししおどし)の「しし」

よく和風庭園で竹筒に水が溜まって かこーん!てなるやつ。

あと、ぼんやりしていてビックリしたときのボケーっと具合と「木瓜(ぼけ)の花」のボケを掛けているつもり。

 

45.
夢を見ていたと思えばいいんじゃない死後の世界がどうであろうとも

45 = 死後(しご)

この世の出来事は夢なのかもしれない。

 

46.
ただそばにいたかっただけ いつまでもなれないでいる あの白猫に

46 = 白猫の「しろ」

100万回生きたねこ』のお話から。

 

47.
死なないでなんて言えずにただ見てる静かに迎えが来るその時を

47 = 死なないでの「しな」

ただ生を全うしようとしている人には、そう簡単に言えないことばがあります。

 

48.
靴を脱ぎおもむろに走り出す君の裸足は青い芝生を掴む

48 = 芝生の「しば」

 

49.
紅(べに)をさす君のくちびる洩れる息 夢を見ていたシクラメンかな

49 = シクラメンの「しく」

以前、シクラメンについて書いたときの短歌

 口紅をさしたる君のまぶしさに
 夢を見ていたシクラメンかな(民生)

が元歌。

 

50.
折り返し地点で回るブーメラン 君が帰っていくのはそっち

50 = #7days100tankaの100の半分なので「折り返し地点」

マラソンで折り返し地点のコーンをぐるっと回る人たちを見て。

自分のところがゴールじゃなくて行っちゃう寂しさ。

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そんな感じでした。

 

最後まで読んでいただいて

ありがとうございました。

 

後編へつづく。

tamie7575.hatenablog.com

 

 

ボールのようなことば。 (ほぼ日文庫)

ボールのようなことば。 (ほぼ日文庫)

 

 

 

ラ・ラ・ランドって。

ことば 映画 短歌
しあわせな きもちに なれると おもったら ちょっと せつない ゆめの おはなし

f:id:tamie7575:20170301142918p:image

 

映画

LA LA LAND を観ました。

 

アカデミー賞6部門受賞

だとかで

 

ちょっと期待し過ぎちゃったかも…。

 

とにかく早く観て!

という人もいて

よーし。と思って観に行きました。

 

音楽は良い。

良いよ良いよ。

ダンスも。

 

長回しのカメラワークとか?

すごいんだと思います。

 

でも。

んー。

 

せつなかったです。

 

こういう感想

私だけかなと思ったら

 

他にもこの映画を観て

とにかくせつないって言っている人もいて

 

そうかぁ…私だけじゃなかった。。

と、ちょっと安堵。

youtu.be

 

映画『ラ・ラ・ランド』予告編 - YouTube

 

▲予告編です。

 

このダンスの感じで

もっとウキウキできるかと思ったら

 

要所要所で

ん?

ん?

というようなせつない気持ちが湧いてきてしまって。

 

ピアノ…

私もピアノを弾くことがあって

JazzPianoを習っていたこともあって

 

よかったですよ。

もっと聴きたかったぐらいです。

 

ずっと聴いていたかったくらいです。

 

これが

なんでしょうかね。

 

だとしたら

私の恋は

せつないです。

 

今日はこの辺で。

 

La La Land epilogue (piano arrangement) - YouTube

▲Piano arrangement 

 

いつも読んでくださって

ありがとうございます。

 

 

お題「最近見た映画」

ブログって。其の二。

ことば 短歌
あえなくて はなれて とおく みえぬ ひと
どうか ことばを うけとっていて

 

f:id:tamie7575:20170228180150p:image 

 

このブログの最初の記事

それから始めて1ヶ月後の記事

 

それぞれに

このブログを始めたきっかけというものを書いているのですが

 

今日で2月も終わるので改めて

はてなスロットのお題

「ブログをはじめたきっかけ」について。

 

 

このブログは

何となく始めた短歌をどこかに残しておきたいな

と思ったのがまず一つのきっかけ。

 

そして初心者あるあるで

自分の短歌の何がいいかもわからない

 

とにかくたくさん詠むべし!

 

毎日短歌を詠むことを課して始めたのが

はじまりです。

 

サブタイトルには書いてあるのですが

 

記事のタイトル≒短歌のお題

なのです。

 

お気付きでしたか?

 

今でも短歌の何が?など

全くわかってないし

 

ただただ三十一文字に

想いを込めて

伝われ伝われと詠み続ける日々。

 

そんな中

出逢った短歌の一つのサイトがあります。

 

その名も『うたの日』

 

他にもネットでは

いくつかの短歌の投稿サイトがあるようで

私もよく知らないものもまだまだあるようなのですが

 

今回はひとまずその『うたの日』のご紹介を。

 

→こちらをクリック。http://utanohi.everyday.jp/

 

はじめにのぞいたその時には

その仕組みがよく分からず

ただ眺めるだけだったこの『うたの日』に

 

初めて参加したのは

その『うたの日』が毎日開催されるようになってから1000日目の記念日。

 

こんなふうに投稿したらいいですよ、と

教えてくださった方がいらして投稿したのがきっかけです。

 

今ではほぼ毎日

短歌を詠んで投稿しています。

 

この『うたの日』

毎日開催されているネット上の歌会なのです。

 

そしてそれは

特に参加資格などもなく

与えられたお題にそった短歌を

一人一日一首だけ投稿できるというもの。

 

その「お題」は

一日に4つ

そのお題の中から1つだけ

一人一首

投稿できるのです。

 

どのお題を選ぶかは自由。

特に記載がなければそのお題の言葉を詠み込む必要もありません。

 

お題の発表

投稿できる時間

選評できる時間

それぞれ決まっていて

その時間に投稿できればOKです。

 

f:id:tamie7575:20170228132741j:image

⤴︎スマホで見るとこんな感じに。

 

この日のお題は

『タンバリン』

『血』

『っぽい』

『カレー』

でした。

 

一つずつ、お題によって締切時間が異なります。

 

投稿するとそのお題のところに自分が入れた名前が表示され

選評結果を待ちます。

 

『うたの日』は

短歌を投稿するしないにかかわらず

誰でもその歌の選評ができるのです。

 

投稿された短歌は

全て作者の名前が伏せられて

ある一定時間公開されます。

 

その間に選者は

好きな歌、気に入った歌には「♪」

特にいいと思った歌一首だけに「♡」

付けることができます。

 

そのお題の中で

♡を一番多くもらった歌

その日のそのお題の首席ということで

 

投票時間が終わったあと

順番に公開されます。

 

♡も♪も付かなかった歌には

「どんまい!」の言葉が添えられて。

 

f:id:tamie7575:20170228133008j:image

⤴︎首席のお歌には薔薇の花🌹が付きます。

 

それぞれ誰が♪や♡を付けてくれたか

コメントやその歌に対する評価も

開票後はわかるようになっています。

 

f:id:tamie7575:20170228152450j:image

⤴︎ちなみに私が今までで一番♡をいただいた歌はこちら。

 

いつまでもながめていたい そのねがお

生まれてきてくれてありがとう(民生)

 

お題は『一字だけ漢字であとは平仮名』

4席、つまり上から4番目でした。

 

いつもは下から数えた方が早いくらいですけどね…。

  

この『うたの日』は

どんな歌でも誰かに読んでもらえて

評価してもらえる

 

ひとつの短歌の交流の場になっていて

 

短歌をやりたい

という人ならどんな人でもどうぞ

という

 

そういうサイトです。

 

というわけで

このブログを始めたきっかけの

 

毎日短歌を詠もう!

 

という自分自身のゆる〜い目標を

 

この毎日の「お題」に沿って
リアルにしろ空想にしろ
ことばを選ぶ練習だと思い

 

そんな形で実行したりしている

毎日です。

 

 

最近の少し困った兆候に

今まで私が自分の中でNGワードとして扱わなかったことば

私の短歌の中に出てきてしまっていること。

 

NGワードというのは

私が個人的に思っていることで

 

これを言ったらかなしむ人がいるだろうという ことば

これを言われたら自分はすこしかなしいと思う ことば のこと。

 

表現の幅が広がるとすれば

短歌的にはそれは決してNGワードではないのですが

 

普段の生活では極力使わないようにしていることばが

私の短歌の中に使われることは

 

なんだか少し複雑な心境です。

使っているのは自分自身ですが。

 

言いたいことを伝えることは

普段の生活でも

とてもむずかしいことです。

 

何でも本当のことを言えばいいというわけでもないし

嘘を付くのはやはりこじらせるもと。

 

一方的なメッセージにはできるだけしたくない。

 

ことばは

誰かから誰かへ向けての

たいせつなメッセージとして使いたい。

 

唾を吐き捨てるような ことば は

できるだけ使いたくはない。

 

そう思っています。

 

きっとそれは

これからの課題。

 

それでも

 

短歌を始めた頃には思いもかけなかった

たくさんの出逢いが

 

きっとこれからも待っていてくれると信じて

今日も続けたいと思います。

 

 

最後まで読んでくださって

ありがとうございました。

 

 

 

※『うたの日』について間違っていることがあればご指摘ください。

すぐに訂正いたします。よろしくお願いします。

 

 

 ことばについて考える日々。過去に記事もよかったら。▼

tamie7575.hatenablog.com

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お題「ブログをはじめたきっかけ」

待つって。

ことば 百人一首 短歌 読書
君を待つ 自分が好きできらいでもある 待っているその時は無力

f:id:tamie7575:20170227170838p:image

 

あなたは

待てる人ですか?

待てない人ですか?

 

待つって

  1. 何かがモノや人や時が来るのを期待しながらそれまでの時間を過ごすこと
  2. やろうとした動作を止めること
  3. 相手の態度や考えがわかるまで静観する

などなど…。

 

待つって

案外むずかしい気がします。

 

子育てをしていると

ついつい「早く」できるように

期待してしまっている自分に気付きます。

 

忙しいことを理由に

どうにかこうにか自分の都合に合わせようと

「早く」と何度も言ってしまうことも。

 

自分ってこんなにせっかちだったっけ?!

と思うくらい

待てなくなっていたことに気が付きました。

 

特にむすめのこと。

ほんとに待てない私。。。

 

だって忙しいんだもん!

だってじれったいんだもん!

だってほんとに遅いんだもん!!

 

…そういう意味では

子どもが生まれてきてくれたことは

 

ちょっと立ち止まって考える

いいきっかけになったかと。

 

f:id:tamie7575:20170227170858p:image 

 

友人が

子どもが生まれたお祝いに必ず贈る

といっていた絵本があります。

 

まんげつのよるまでまちなさい

まんげつのよるまでまちなさい

 

 

お母さんと穴の中で暮らすアライグマのぼうやは

夜ってどんなだろう?

と思いながらお母さんにたずねます。

 

「ぼく、おもてへいって よるをみたい」

けれども、おかあさんは いいました。

「いまはだめ。まんげつのよるまで まちなさい」

 

ふくろうの声が聞こえたら

「ぼく、ふくろうに あいたい」

 

お母さんはその度に

「まんげつのよるまでまちなさい」

と言うのです。

 

このアライグマのお母さんは

「早く」とは言いません。

 

逆に「まちなさい」と言うのです。

 

もちろん、夜に外に出ても良いかどうかなので

「早く」とは言い難い。

 

そして

待たされるぼうや。

 

このぼうやは

うちの場合、むすこ。

 

「今」「このとき」が大事で

「思い立ったが吉日」とは

まさにむすこのこと。

 

待てない。

 

待たせるむすめと

待てないむすこ。

 

バランスよくいってくれればいいのに。。

 

 

機が熟す

とか

満を持して

とか

 

そういう「待つ」必要があることを

アライグマのお母さんは教えてくれている

 

そんな気がします。

 

f:id:tamie7575:20170227171032p:image 

 

子どもが育つには

時間が必要です。

 

必要な時間を

きちんと必要な分、過ごすこと

 

慌てずに「その時」を待つこと

 

子どもが育つって

そういうことなのかもと思ったり。

 

 

もちろん

花が

光や水を必要とするように

 

必要なものは時間だけではないでしょう。

 

でも。

 

待つって

時には必要。

 

待つって

大切なこと。

 

 

大人だけの世界では

何か結論を急ぎすぎてしまったり

流れに乗っていかなければならないようなこともあって

 

それは効率とか生産性とか

そういうものなのかもしれないけれど

 

世界全体(ニンゲンのという意味ではなく)を見ていると

 

待つって

時にはやっぱり必要なのだなと

思ったりします。

 

待ってみても

思ったような結果にならないことも

きっとあるでしょう。

 

そんなことは

もちろんたくさんありました。

 

待っているくらいなら

自分から動いた方がいい

 

時としてはそういう場合も必要かも。

 

でもちょっと待って。

 

ちょっと待ってみてもいい

ってことも。

 

f:id:tamie7575:20170227171000p:image 

 

ではではここで

またまた「待つ」ということに関する

百人一首の歌をご紹介。

 

百人一首の時代では

やはり「待つ」ということが今よりずっと

多かったでしょうね。

 

待ち合わせなどしたんでしょうか。

逢い引きとか?

 

スマホなんてもちろんのこと

時計も普段の生活ではなかったでしょう。

 

その頃の「待つ」って

どんな感じだったのでしょうね。

 

 

立ち別れ いなばの山の 峰に生ふる
まつとし聞かば 今帰り来む

 (中納言行平/在原行平 小倉百人一首16番)

 

これから別れて因幡へ行くけど

稲葉山の峰に生える松のように

「待つ」と聞いたらすぐに飛んで帰ってくるよ。

 とか。

 

今来むと いひしばかりに 長月の
ありあけの月を 待ち出でつるかな

 (素性法師 小倉百人一首21番) 

 

「すぐに行くよ」とあなたがいったから

9月の長い夜、有明の月が出るまで待ってしまったわ。

とか。

  →「月」に関係する歌でもご紹介。

 

 

小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば
今ひとたびの みゆき待たなむ

 (貞信公/藤原忠平 小倉百人一首26番)

 

小倉山の峰の紅葉の葉。

もし人のように心があるなら

もう一度天皇がいらっしゃるまで散らずに待っていておくれ。

とか。

 

来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに
焼くや藻塩の 身もこがれつつ

 (権中納言定家/藤原定家 小倉百人一首97番)

 

いくら待っても来ないあの人を待っている私は

まつほの浦で夕凪の時に焼いている藻塩のように

恋心に身を焦がしています。

とか。

 

この4首でした。

 

百人一首の「待つ」って

ちょっとせつない。

ままならない時間が感じられる気がします。

 

そして本当に、待っていたんでしょうね。

今よりずっと。

 

 

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各駅停車って

どうですか?

まだかなぁ、まだかなぁって。

そうやって進むのは。

 

ぴゅーんって行ける新幹線は

それはそれは時間で距離を縮めてくれたような

そんな気にもなります。

 

でも

待つって

 

一歩一歩進むこと

いつか辿り着くこと

その時が来るのを期待していること。

 

「まんげつのよるまでまちなさい」

 

ときどき思い出して

待ってみるのもいい。かもです。

 

今日も読んでくださって

ありがとうございます。

 

またの更新を

お待ちくださいね。

 

 

待つというやさしい気持ちになれなくて
夜空見上げる 今夜は新月

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待っているいつでもここで
春がきて夏になってもボートに乗ろう